肩を骨折すると、多くの人が「肩が思うように動かない」「腕が上がらない」といった不便さを感じます。
でも、どうして骨折しただけでこんなにも肩の動きが悪くなってしまうのでしょうか?
実は、肩の動きには「骨」だけでなく、「筋肉」「靭帯」「関節包(関節を包んでいる袋のようなもの)」など、さまざまな組織が関わっています。
肩の骨(特に上腕骨や鎖骨、肩甲骨)を骨折すると、これら周辺の組織にも影響が出るため、スムーズな動きが妨げられてしまうのです。さらに、骨折後は痛みや腫れにより、肩を動かすこと自体が難しくなります。
動かさない期間が続くと、筋肉が弱ってしまったり、関節が固くなってしまったりして、いわゆる「拘縮(こうしゅく)」という状態に。
これがさらに肩の可動域を制限してしまう原因になります。また、骨折の場所や程度によっては、神経に影響が出たり、肩の動きに関係する腱(けん)が傷ついていることもあり、より複雑な症状を引き起こすこともあります。まとめると…肩の骨折によって肩が挙がりづらくなるのは、「骨の損傷」だけでなく、「周囲の組織の影響」や「動かさないことによる機能低下」など、いくつもの要因が関係しているからなんです。
骨折後のリハビリや運動療法は、このような状態を防ぎ、肩の機能を回復させるためにとても大切です。医師や理学療法士の指導のもと、無理のない範囲でしっかり取り組んでいくことが、回復への近道になります。
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