日常生活で転倒したとき、とっさに手をついてしまった経験はありませんか?実はその動作が「橈骨遠位端骨折(とうこつ えんいたん こっせつ)」を引き起こすことがあります。この骨折は特に高齢者やスポーツをする方に多く見られます。今回は橈骨遠位端骨折について、原因から治療法、予防法までわかりやすく解説します。
橈骨遠位端骨折とは?
橈骨(とうこつ)は前腕(ひじから手首)の2本の骨のうち、親指側にある骨です。その「遠位端」とは手首に近い部分を指します。つまり、橈骨遠位端骨折とは手首の近くで橈骨が折れてしまう骨折のことです。
主な原因
転倒
高齢者に多い原因です。特に骨がもろくなる骨粗しょう症の方は、わずかな転倒でも骨折しやすくなります。
スポーツ外傷
スキー、スノーボード、自転車など、手をついて転ぶようなスポーツでは若年者でも発生することがあります。
交通事故や転落
高エネルギー外傷によるもの。多発外傷の一部として起こる場合もあります。
症状
- 手首の腫れや変形
- 強い痛み
- 手首が動かせない、握れない
- 内出血(あざ)
- 感覚のしびれ(神経圧迫時)
診断方法
整形外科では、X線(レントゲン)検査で骨折の有無と程度を確認します。必要に応じてCT検査を行うこともあります。
治療法
保存療法(ギプス固定)
- 骨がずれていない、または整復後に安定している場合
- 数週間のギプス固定+定期的なX線チェック
手術療法(観血的整復固定術)
- 骨がずれている場合や関節内骨折など
- プレートやスクリューで固定する手術
- 術後は早期のリハビリが可能になることも
リハビリと回復
ギプス除去後や手術後はリハビリが重要です。可動域の回復や筋力強化のため、専門の理学療法士とともに徐々に運動を再開します。
予防法
- 骨粗しょう症の治療と予防(カルシウム・ビタミンD摂取、運動)
- 家庭内での転倒防止(マットや手すりの設置)
- スポーツ時のプロテクター使用
まとめ
橈骨遠位端骨折は、転倒や外傷によって起こる身近な骨折です。早期発見と適切な治療で、日常生活への復帰も可能です。手首に違和感を感じたら、自己判断せず、早めに整形外科を受診しましょう!
復帰までは手首を安静にすることが一番になるので、サポーターを付けると良いですよ。
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